2002年度事業計画
青葉バリアフリーサポート21(ABS21)

T アート教室(墨絵)の実施

U 社協関係事業

A. 2002年度「あおばバリアフリーサロン」(社協委託事業
インターネット上のバリアフリーなコミュニケーションスペースとしてのホームページを横浜市青葉区社会福祉協議会との委託契約に基づいて、企画・制作し、運営・管理する。昨年10月に大幅リニューアルした。今年度は、青葉区周辺地域の福祉施設・団体に取材をし、紹介ページの充実を図る。さらに、福祉保健関連イベントの案内などを掲載していく。区社協と本会協力事業のインターネットサロンなどを通して、利用者の増加に努める。

[名称]あおばバリアフリーサロン

[目的]おもに障害者、その家族のかたがたが、バリアフリーな世界で、文字情報を通した自己開示の経験を積み、社会参加に向けて、コミュニケーションスキルを磨くことができる場(ホームページ、メーリングリスト)を企画・運営・管理する。また、障害者をはじめとするすべてのかたがたに有益な地域情報を蓄え、提供していく。

[実施要領]
[1]「あおばバリアフリーサロン」の管理・運営体制
青葉バリアフリーサポート21(ABS21)の会員で、ホームページの企画制作、メーリングリストの運営に経験を持つメンバーで「HPプロジェクトグループ」を構成する。(10名程度)
「HPプロジェクトグループ」は、メーリングリストや企画会議で、ホームページ、メーリングリストへの投稿内容の検討にあたる。
その他、必要に応じて、「HPプロジェクトグループ」で承認された事項をHPに掲示する。
(1)管理人を任命し、掲示板もしくは電子会議室とメーリングリストの管理運営にあたる。
(2)当ホームページに投稿された情報の収集・整理・編集・掲示・メンテナンス等にあたる。
(3) HP技術スタッフのレベルアップのための勉強会を開く。

[2]権利
 この事業は、ウェブサイトの企画・製作および運営・管理について、青葉区社会福祉協議会より
ABS21が委託されている。本HPの所有権は、社協、著作権および著作編集権は、社協・ABS21双方に帰属する。

[3]実施計画
前年度同様にWeb制作の企画・制作をしていく。
・今年度はチャットを新設する。
・青葉区周辺地域の福祉施設・団体に取材をし、紹介ページの充実を図る。
・福祉保健関連イベントの案内(チラシ)などを掲載していく。
・「耳より情報」を充実させる。
・インターネットサロンにおいて、プロジェクターを使用して、あおばバリアフリーサロンのホームページを閲覧し、掲示板への書き込み実習やチャットなどが自由に行えるように練習する。
・バリアフリーマップに関しては、視覚障害者用のページを工夫する。
・目次を工夫し、より閲覧しやすくする。
・同時進行で、当企画のPRをし、利用者の拡大を図るとともに、障害者のためのインターネットサロンやインターネット環境づくりの支援のための企画を青葉区社会福祉協議会に提案し、実施する。

B.インターネットサロン(社協協力事業)
[目的]
バリアフリーなパソコン利用の普及を目指し、個別的なニーズに対応して、サロンという誰もが気軽に
参加出来る形態を通して、
1)障害者の方やそのご家族・関係者を含むサポータのパソコン利用に関わるフォローアップ。
2)教える側、教わる側と言う固定観念を外し、お互いに教え合い、支え合いネットワークを築いていく。
3)ホームページ「青葉バリアフリーサロン」の共有化を目指す。
4)スタフのスキルアップを目指し、勉強会を開催する。

[活動日時]
1) 原則として、月2回、第2月曜日と第4土曜日に開催する。(ただし、12月は、1回のみ)
2)スタフのための勉強会:月1回サロン開催土曜日の午前中(10:00〜12:00)に実施する。

[場所]青葉区役所別館 当事者団体交流室

[活動要領]
1)スタフは青葉区社会福祉協議会所有のパソコンをサロン当日に当事者交流室への設置と撤去を行う。
2)参加者はスタフの指示に従い、あらかじめ設置されたパソコンを使用し、パソコン操作について自由に勉強する。但し、参加者多数の場合は交代制とする。
3)どなたでも参加できるが、障害のある方を優先する。
4)参加者はお互いに助け合い、また、不明点ある場合はスタフのサポートを受けることが出来る。
5)参加者は個人で所有するパソコンを持ち込み使用することも自由とする。
6)参加者が個人所有のソフトを社協所有のパソコンにインストールすることは禁止する。
7)参加中に作成したデータファイルは終了時に削除する。
8)参加費は無料。また、会員以外でも自由に参加できる。

[スタフの役割]
1)スタフは、ABS21の会員とし、1回5名以内とする。委員長の依頼による場合は、そのかぎりではない。
2)スタフは機器の設置、受付、相談、操作のサポート・茶菓の接待、などサロン参加者へのサービスに努める。
3)スタフの中の1名をリーダとし、サロンの潤滑な運営をはかり、報告書を作成する。
4)スタフは勉強会に参加し、スキルアップを図る。

[勉強会&講習会]
勉強会への参加はスタフ以外の方でも自由とする。
1)勉強会:サロン開催日の午前中に行う。サロン開催時の問題点解決を優先する。
2)講習会:課題を決め3回実施する。ネチケット、名刺作成・暑中見舞作成を予定。

B. あおばバリアフリーマップ制作(社協協力事業)
[目的]
横浜市青葉区及び近隣地域の人たちが、誰でも安心してまちに出かけ、買い物を楽しんだり、友達に会いにいけるような、安全で暮らしやすいまちにしていくために、駅周辺の情報とマップ制作グループが選んだ誰にでもやさしいお店を、ABS推奨店として、マップ化してホームページで公開する。

[活動方針]
・車椅子だけでなく、杖、視覚障害のかたや高齢者にとってやさしいユニバーサルデザインの店の紹介。
・フィールドワークの対象は遊び心に主眼を置いて、ショッピング・飲食店・娯楽施設 などに絞り込む。
・地元商店会など商業関係者の理解と協力を得ながら、「ともにバリアフリーのまちを作っていく」という理念を共有しながら進めていく。
・フィールドワークは、外出が困難な方を外出させて交流する場でもある。ABS21推奨の店の検証ツアーと推奨店での食事会を企画実施する。

[実施要領]
・田奈、荏田を先ず行い、その後、あざみ野、たまプラーザ、市ヶ尾、青葉台の再度フィールドワークを行う。その外、センター南(映画館など)も行う。
・2週間前までに予定をたて、福祉110番に介助ボランティア要請依頼をし、ボランティアの確保をする。
・参加者、万が一の事故のために、行事保険をかける。全員会員の場合は、その限りではない。
・車椅子、杖、視覚障害のスタッフ各1名が検証する。
・5月より、2週間に一回、一箇所フィールドワークすることを目安に実施し、秋には、終了する。
・企画会議では、方針をたて、それに従って、フィールドワークの実施企画をし、終了後は、情報を纏め、マップに掲載するABS推奨店(各地域10店舗前後)を選考する。必要があれば、それらの店の紹介原稿と写真を整えるために、少人数で、もう一度取材する。
・フィールドワーク終了後、直ちに、報告をUPする。
・地図を作成し、すべてのコンテンツをレイアウトしてHTML化し、UPする。
・車椅子利用者に都合が良くても、要杖のかたに不都合のアクセスに関しては、特記しておく。
・駅に関する情報について、視覚障害のかた向けにテキストファイルを追加する。

C. 講演会 
(1)演題:外出が困難なひとたちを繋ぐITの効用(案)  ---介護者の立場から
・講師:藤田幸子
・実施日:11月9日(土)  
・場所:区役所別館社協会議室 
・主催:ABS21、青葉区社協

(2)ホーキング青山講演会(7月12日実施予定、MJ・社協共催) ABS21後援
当日のみ、受け付け、記録(デジカメ撮影)、報告(ウェブ上)などを担当する。

以上