<PCサポート入門講座報告>

第1回

日時:2003年5月24日(土) 午前10時〜12時
場所:当事者団体交流室
使用機材:PC15台、持参1台、プロジェクター、スクリーン
受講生:15名
参加者総数: 23名(講師、アシスタント、スタッフ: 8名)

講師: 全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)山野氏
講習会場の写真その1
内容:
1)参加者自己紹介
2)視覚障害者とは
3)視覚障害のある人に必要な援助
4)キーボード操作の基本
5)文字入力
6)サポートを受ける側からの支援ポイント(入江)

第2回

日時:2003年6月14日(土) 午前10時〜12時
場所:当事者団体交流室
使用機材:PC15台、持参1台、プロジェクター、スピーカー、マイク
受講生:13名
参加者総数: 21名(講師、アシスタント、スタッフ: 8名)

講師: 全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)山野氏
"講習会場の写真その2
内容:
1)MMメールについて
2)ホームページリーダー(HPR3.01)の起動と終了
3)HPR3.01の基本読み上げ
4)ABSやASVのHPを開いて読み上げる
5)参加者の感想と質疑応答
6)サポートを受ける側からの支援ポイント(入江)

第3回

日時:2003年6月21日(土)午前10時〜12時10分
場所:当事者団体交流室
使用機材:PC12台、持参2台、プロジェクター
受講生:11名
参加者総数: 21名(講師、アシスタント、スタッフ: 10名)

講師: 神奈川県総合教育センター 中村氏

◎本日のテーマ◎
1. 肢体障害とパソコン:肢体障害の方がパソコンを使用することの意義 と使用上の注意など
2. Windows ユーザー補助の使い方
3. 肢体障害に対応した補助装置・補助器具の使い方講習会場の写真その3


◎内容の概要◎
1. 障害を悪化させない配慮
・無理のない姿勢
・繰り返しても無理のない動作

2. 入出力補助装置を選択するときの基準
・みずからの意思で動かせる部位はどこか
必ずしも手にこだわる必要はなく、腕、足、あご、頭、口(棒などをくわえて操作)、息、まばたき、脳波など、
いろいろな部位を調べてみる
・安定した姿勢で入力できる方法は
・見やすい画面か

3. Windows ユーザー補助の操作
・パソコンを買うだけで特別のハードやソフトが必要ない
・使用方法は、ユーザー補助ウィザードを使う方法と、 コントロールパネルから設定する方法がある
・この機能だけでは対応できないことが多いが、最初に試してみる必要はある

4. 紹介していただいた補助装置の一部
講習会場の写真その4・1点キー (各種)
・キーガード
・らくらくマウス
・なんでもスイッチボックス (シリアルキー)
・オペレートナビ用スイッチコネクタ (USB)

◎参考資料◎
補助機器に関する Web

こころWeb-コンピュータ操作を補助する装置
http://www.kokoroweb.org/index_device.html

パシフィックサプライ-コミュニケーションエイド
(コミュニケーションエイドだけに限らずいろいろなスイッチ類や補助装置が掲載されています)
http://www.p-supply.co.jp/comaid/index.html

ハーティラダー
(手などが不自由なため、キーボードやマウスでの入力が出来ない方のために開発した文章入力用のソフトウエアです。)
http://www.try-net.or.jp/~takaki/hearty/

※横浜リハビリテーションセンターのチラシを配布
理学療法士やエンジニアの個別対応を依頼する。
まずは、電話でご相談ください。 045-473-0666

第4回

日時:2003年6月28日(土)午前10時〜12時10分
場所:当事者団体交流室
使用機材:PC15台、持参2台、プロジェクター、拡声器、マイク
受講生:10名
参加者総数: 19名(講師、アシスタント、スタッフ: 9名)

内容講習会場の写真その5
10時〜11時  講師 アスタPC 田所 淳 氏

「私にとってのパソコン(体験談) 」
   ・資料配布:「『田所 淳(あつし)』 プロフィール」
   ・障害、障害名について
   ・年齢
   ・学暦    ・パソコン歴、使用用途
・障害(脳性麻痺)について


講習会場の写真その6 ・パソコンの利用のきっかけと、その活用範囲について
  コミュニケーション: 電話・手紙よりE-MailやChat。
  情報の入手: 新聞よりインターネット(手が不自由な為)
  外出支援: 障害者用トイレやスロープの調査
       (ホームページ、E-Mailでの問い合わせ)
・パソコン利用のデモンストレーション
・サポーターへのお願い
  1.言葉を最後まで聞いて…
  2.解らなくても解ったふりをしないで…
  3.説明は解るまでゆっくり教えて…

・田所氏のキーボード操作の『動画(avi:約4MB)』または 『動画(wmv:約440KB)』をクリック。
 (ご本人のご了解を得て掲載しております。)

11時10分〜12時10分 講師 こことステップ 平野 貴史 氏講習会場の写真その7

「らくらくマウスの入手方法と使い方」
「らくらくマウスを使ってのネットサーフィンの実際」

  ・らくらくマウス開発のきっかけは、ファミコンのコントローラ
・NEC PC-98 用に接続
・現在は、専用のケースを使用した本格的な物。USB 用と PS/2 用がある。
・基本は8点ボタンタイプとジョイスティックタイプだが、オーダーメードも 受け付けている。
・製作は、小野 肇 氏と 近山 雅人 氏。それぞれ、全ての工程を受け持っている。
こことステップ URL : http://www.kktstep.org/

第5回

日時:2003年7月26日(土)午前10時〜12時15分
場所:当事者団体交流室
使用機材:IBMより借用ノートPC10台、社協ノートPC5台、持参(入江)
      プロジェクター、スピーカー、マイク
受講生:10名
参加者総数:20名(講師、ゲスト、アシスタント、スタッフ: 10名)

内容講習会場の写真その8
10時〜11時 講師:全国視覚障害者インターネット接続支援連絡会(ASV)山野氏
1 リンクを開いて読み上げる
2 ネットサーフィンを楽しむ

11時5分〜12時15分 ゲストスピーカー:鳥原信一氏
3 視覚障害者情報化支援のアダプティブテクノロジーについて
4 PCサポートボランティアに期待すること

鳥原氏が話された研究歴、支援技術、ルビ振りサービスなどについては、 以下のサイト(アイ・クリエイツ作成)に載っていますのでご覧ください。 活発な質疑応答で、予定時間を15分程度オーバーしました。   
http://www.adaptive-techs.com/

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