母の想い出
作詞・作曲:荒井公康

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懐かしき 桜の花咲く 小学校
この手握りし 母の温もり

  
辛き時 楽しき時も 共にいた 
母の面影 春の霞に
    
アイコン 秋雨に 妙に元気な 母をみて 
心の中がうれしくなりぬ
       
  ひととせを 病の母と 過ごしきぬ 
いつも一緒に 幸せなりき
      


   想い出

シャガール
緑と赤と空飛ぶ人
幻想
女とたわごと
気をつけよ
単純で理解しやすい話に
シャガールが絵の中に愛を入れたと?
表参道の古いアパート群
ここを通ると
自分の知らない想い出があふれてくる
これは母の持っていた記憶の欠けらか
何故か母のことが思い出せない
今私は公園にいるのだろうか
目の前にルソーの絵のような風景がある
鳩や名も知らぬ鳥の群れ
噴水の音
人々の戯れ
私たちはこんなに近くにいながら
決して語り合うこともないのでしょう
冬に咲くすみれの花
子供の声
冬でも緑の常緑樹
私は祈った
神よ私を見出して下さい
母はどこへ行ったのです

 

    落ち葉

 赤や黄色に色付いた落ち葉たちは
公園の地面をカーペットのように敷きつめる
その上を子供達が走り回る
風に舞い上がる落ち葉たちは
秋の光を受けて
時折、宝石のように輝く
この宝石のような落ち葉を集めて
母に捧げよう
沈黙、驚き、祈り、
存在の欠落を悲しみが満たすこの瞬間


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