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赤外線音声情報案内システム
<トーキングサイン>体験会

 
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日  時

 平成16年4月24日(土) 11時30分〜12時30分

実施場所

 社会福祉協議会前、市ヶ尾交差点

参 加 者

 会員20名・会員外10名
   主  催  青葉バリアフリーサポート21(ABS21)
   協  力  横浜市青葉区社会福祉協議会
 三菱プレシジョン株式会社
 
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トーキングサインってどんなもの?

  • トーキングサインとは、さまざまな人々が利用する公共空間・交通機関などで、その場所に不案内な人が、簡単に、場所や、方向、物、サービス情報などの案内を音声で聞くことができます。
  • 電子ラベル(発信器)からの赤外線のメッセージを、手元のレシーバー(受信機)で受信してレシーバー内蔵のスピーカーやイヤホンで聞くことが出来ます。

(三菱プレシジョン株式会社「トーキングサイン」パンフレットより転載)

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司会者が説明している写真 三菱プレシジョンが概要を説明している写真

多くの方のご参加をいただき晴天の中、「赤外線音声情報案内システム (以下、トーキングサイン)体験会」が行われました。

各グループに分かれ説明を受けている写真、その1 各グループに分かれ説明を受けている写真、その2
各グループに分かれ説明を受けている写真、その3

 3つのグループに分かれて、 三菱プレシジョンのご担当者より受信機の使い方について説明を受け、 いざ市が尾交差点へ体験に出発。

 右写真が、市が尾交差点信号機に設置されているトーキングサインの発信機。

 発信機の近くに来ると、受信機が赤外線 のメッセージを受信し、 「市が尾交差点です」と音声案内します。
 ここで受信機を発信機の方向に向けて ボタンを押すと、 内蔵のスピーカーから「青です」 「赤です」など信号の状態を音声で知らせます。交差点では、横断時に、まず歩行者が安全な位置に立ち、受信機を発信機に向けます。そうすると音声案内を聞くことができます。
 また、押しボタン信号では青信号を延長する機能もあります。

信号機の脇に発信器が取り付けられている写真
 体験中に気づいたことは、同じ場所に立っていても 受信機の角度によっては音声が聞こえなくなったり、受信機の前をさえぎられた場合に受信できなくなるということでした。そこで受信機をいろいろな角度に向けて、受信機と発信機の間をさえぎらないようになどと、さまざまな方法を試してみたところ、 最初に音声を受信した位置でボタンを押ぜば音声案内が聞こえることを確認しました。
横断歩道の前で説明を受けているところの写真 横断中の写真
実際に信号を渡ってみましょう。 市が尾交差点は交通量が多いので、 音声案内に従って注意深く渡ります。
体験談を話しているところの写真
 体験後、当事者交流室に戻り、 実際にご使用されている後藤さんのお話を伺います。
 【後藤さんの体験談】

 4月1日から市が尾交差点に発信機がつきました、区役所に行くときに持って行きます。昼間はピヨピヨ(音響式信号機)が鳴いているからそれで歩けますが、夜間は止まってしまうので、トーキングサインがあると夜間でも歩けるので便利です。電車に乗るときは、時刻もしゃべってくれるのでとても便利です。一カ所でなく、いろんな所に発信機がつけばいいなと思います。特に、大きな交差点で向こうまで渡りきれないような所や、自由に歩けるところで信号機につけてもらえればいいなと思います。

 
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鉛筆のマーク 実施内容 鉛筆のマーク

  1. 三菱プレシジョンの担当者より受信機の使用法について説明。
  2. 3グループに分かれて、市ヶ尾交差点で実際に受信機を使って、 横断歩道の横断を全員が体験。
  3. 実際に利用して感じている方の感想および参加者の意見・感想
鉛筆のマーク 感想 鉛筆のマーク

【参加者】

「まだまだ完全とは言えませんが、一歩ずつ便利な機具が出来れば嬉しい。どんな優れた機具が出来ても人に勝るものはありません。是非見かけたら 声をかけてください。皆様の一声を待っています。」

 

「心のバリアフリーが大切だ。」

 

「実際に体験して、障害者の大変さが理解ができた。」

 

「受信機を実際に使ってみて、トーキングサインが理解できた。」

 

「体験会終了後、ハンズフリータイプ(メガネに受光部とイヤスピーカをつけたもの)のレシーバを使った方は、いろいろな場所にこうした情報があるとよい。」と感想を述べられた。

 


【三菱プレシジョン株式会社担当者】

「さまざまなご意見を拝聴でき、有意な時間を頂きました。」

【企画担当者】

 「私達はサポートについてもほんの少し体験しましたが、視覚障害者の方が 『私は、交差点が一番怖いんです』と話していた。この言葉を忘れないでほしいと思います。」

 「駅、交差点などまちで、お互いが声をかけあい、 誰もが楽しく社会活動ができるまちになることを願っています。」

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  • 三菱プレシジョン株式会社より、体験会で使用しました受信機4台を 社会福祉協議会にご寄付いただきました。
  • 受信機の体験利用については、社会福祉協議会にご相談ください。
  • 連絡先:横浜市青葉区社会福祉協議会 045(972)8836
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