タイトル:ABS21と私

小島さんの場合:

ご自分では、「瓢箪から駒」の奇跡のようだと、「応援してくださった友人知人の皆さんに感謝しています」とおっしゃっています。
 国家試験はとても難しかったそうですが、3月28日の東洋療法研修試験財団・厚生労働省からの正式発表を待ち望んでおられます。
 ABS21に入会されたのは、4年前。「自宅が大磯ということもあって、インターネットサロンになかなか出席でませんが、多角的な視野をもつ様々な人たちが集う会員メーリングリストを十分活用させていただいています。パソコン・ソフト、市民活動、四季折々の街の様子、書籍の紹介など、グレードの高いバリアフリーな情報に満足されています。

他にも、いくつかのMLに登録していますが、障害当事者が主体のものが多いので、ABS21の仲間の皆さんの投稿を拝読して、視点の変換ができ、ボランティアさんの気持ちがよくわかるようになりました。こうすればとか、このように言えば、うまく意思が伝わるとか良い関係づくりのヒントが得られるようになりました。」とのことです。
 昨年サロンで世田谷事件の遺族の入江杏さんに会いました。非情なことが身に降りかかっても、前向きに生きている人がいるんだということを知って、さらに人としての生き方の難しさ・前向きに生きて行くことの大切さを痛感したそうです。

知識・技術の習得、卒業・進学や様々な人生の苦難にあって、くじけそうになっても、自分も頑張らなければと励みになったそうです。
 「メーリングや、人との対話を通して、様々な人たちに出会うことで、自分を人間として深めていくことができます。4月から京都での寮暮らしになりますが、ABS21とは、インターネットで繋がっていたいと思っています。」と語られました。

(ABS21会員 小島幸隆)

(2012.3.23 文責:三竹)