バリアフリー講演会
たろさんの『人生は冒険旅行!』の報告
すべての人に楽しく 暮らしやすい地域を!

講演会のタイトルを張った掲示板の写真

12月22日(土)たろさんの講演会は開かれました。
師走の忙しい時期にもかかわらず、28名の方が熱心に聴講 してくれました。

三竹会長が挨拶している写真

服部さんは1986年、22歳のときにアメリカで交通事故に会い 下半身マヒになって以来、車イス生活になってしまいました。
友人とアメリカロサンゼルスをスタートし、オートバイで一周していた 途中の事故でした。
事故にあったことを本人が知ったのは一か月も経ってからだった ということは、かなりの大事故だったということの証明ですね。

「桜の咲くころには歩けるよ」とドクターは言ったそうですが、 それは実現しなかったのです。

講師の写真

そこでたろさんが考えたことは、オートバイで一周の計画が途中になっている 周り残した地域の制覇でした。
2000年8月30日、約2カ月かけてミネソタから周ることを計画しました。
14年前に運び込まれた病院の跡地をスタート地点に選びました。

グランドキャニオンの絶景ポイント30か所も周りました。
車イスでどうやって??

バスに乗ろうとしていると、 「バスには車イスを乗せられないからオレ達の車を持ってくるから・・」 とヘルプしてくれる人。高い山には車イスを抱えて一緒に登ってくれる人。
アメリカ人は親切でした。

ギリシャやメキシコ、韓国と周ったのですが、行った先々で経験したことは 困っていると、必ず「どうしたの?」と聞いてくれる人に巡り合ったということです。

そこで学んだことは「思いやり」 思いやりとは、相手に関心を持つこと

聞き入っている参加者の写真

服部さんは一年前、脳梗塞で倒れました。そのために言語障害も追加 され、右手も不自由になってしまいました。
右手が動かないというだけで世の中はこんなにも暮らしにくいのか?
世の中は、なにもかも右利きの人を中心に生活できるようになっている。
ゆっくりとつとつとお話してくれる服部さんの素直さが伝わってくる。

私達も、もっと相手に関心を持ち、思いやりの心を忘れないことを心がけよう と再認識させられた講演会でした。

講演会風景スライドはここをクリック


バリアフリー講演会アンケート集計結果
年令性別住所
20代1人9人青葉区11人
30代1人  都筑区7人
50代3人14人南区1人
60代4人  戸塚区1人
70代11人  立川市1人
80代2人    

満足度
満足11人
どちらかといえば満足6人

注)年令・住所・性別など未記入の方がおられますので、合計は合っていません。

感想:
ほとんどの方が、障害があるにもかかわらず、海外へ出て行く姿に感動したと言う意見でした。
講演者の一生懸命さが伝わってきた。これからも元気で活動を続けてほしい。
説明をもう少し分かりやすくつけてほしかった。
講演者が来るまえに準備を終了しておくべきだ。
講演者のHPを見せてもらった。幅広く活動し、何も恐れず進まれている姿がすがすがしい。

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