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電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリスト

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5 電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリスト ↑
 電子掲示板、ニュースグループ、メーリングリストは、同じ問題意識を共有す
る多数の人と意見を交換する場所です。自分勝手な振舞いは他人に迷惑をかける
だけでなく、運営を支えている多くの人の努力を無にすることになります。参加
者も、運営者と一緒に場を盛り上げていくように心がけましょう。

 インターネット上で行われるリアルタイムの会話(チャット)でも、ここで紹
介するルールやマナーに気をつけて、相手に対する思いやりを忘れないようにし
ましょう。

5.1 利用の注意☆ ↑
 電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリストなどでは、多くの人があな
たの発言を目にするので、注意深く言葉を選ぶことが必要となります。一般社会
で許されないようなことは、インターネット上でも許されないことを理解する必
要があります。

5.2 はじめての参加にあたって☆ ↑
 多くの人が参加する電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリストには、
一般的にそれぞれ管理者がいて、何らかの運営方針に基づいて交流が行われてい
ます。参加にあたっては運営方針を尊重し、その場の雰囲気をこわさないように
注意しましょう。

 参加にあたっての質問のために、通常は運営管理のためのアドレスが別に用意
されています。

 メーリングリストへの参加を受け付けたことを通知する電子メールには、問い
合わせのためのメールアドレスが記載されていますので、なくさないように注意
しましょう。

5.3 題名(タイトル、サブジェクト)のつけ方☆ ↑
 電子掲示板やメーリングリストに投稿するとき、題名(タイトル、サブジェク
ト)は、内容が一目でわかるような簡潔なものにするよう心がけましょう。長文
の場合には、そのことを断っておく方が親切です。

 また、海外に向けての送信やメーリングリストの場合は、日本語の使用が適さ
ない場合もありますので、気をつけましょう。メーリングリストによっては、日
本語で題名が表示できないものがあることも知っておきましょう。

5.4 発言には責任を持つ☆ ↑
 不確実な情報を事実のように語ったり、話したことが間違っていても訂正せず
そのままにしたりすると、人に迷惑をかけたり、あなたが信用されなくなったり
します。誠意と責任をもって発言しましょう。

5.5 初心者の失敗には寛容に☆ ↑
 インターネットの経験が豊かな人は、初心者に対して尊大な態度をとったり、
何かを押し付けたりしないで、広い心と思いやりをもってアドバイスしてあげま
しょう。初心者の冒したミスには寛容になりましょう。

5.6 アドバイスは謙虚に聞く★ ↑
 初心者は、アドバイスを与えてくれる人の声に謙虚に耳を傾けることが大切で
す。

5.7 相手の発言をよく読む★ ↑
 電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリストなどで発言するときは、過
去の発言をよく読んで、話の流れや雰囲気を壊さないよう配慮しましょう。ほか
の人の発言に対するコメントのしかたは、運営方針やFAQ(よくある質問)で説明
されている場合が多いので、よく目を通しておきましょう。

5.8 他の発言にコメントするときの注意☆ ↑
 他人の発言にコメントするときは、コメントの対象となる発言を引用したりし
て、対応を明確にするように心がけましょう。

 他人の発言の引用は、必要最小限にとどめるよう心がけましょう。

5.9 メーリングリストでの返信☆ ↑
 メーリングリストのアドレスに返信すると、登録メンバ全員にメールが届けら
れることになるので、メーリングリストで受け取った電子メールに返信するとき
は、宛先に注意しましょう。

5.10 質問をする時の注意☆ ↑
 メーリングリスト、ニュースグループや電子掲示板では、ベテランの利用者が
初心者の質問に親切に答えてくれることが珍しくありませんが、質問は答えてく
れる相手に負担を強いるものであることを忘れず、安易に質問を投げかけるのは
慎まなくてはなりません。

 自己紹介をして、これまでの自分の努力と限界を簡単に説明した上で、ポイン
トを絞ってアドバイスを求めましょう。

 もちろん、誤字脱字があっては失礼ですし、返事がもらえるまでには時間がか
かることも覚悟しましょう。相手にも事情がありますから、必ず返事があるとは
限りません。アドバイスをもらったら丁寧にお礼を述べ、自分と同じ問題で悩ん
でいる人をインターネットで見かけたら、もらったアドバイスを惜しみなく提供
しましょう。

5.11 多様性を認める☆ ↑
 世界中の人が接続しているインターネットでは、多様な価値観を受け入れるだ
けの心の余裕を持ち、否定したり拒絶したりするまえに、相手のことを理解しよ
うと思うことが大切です。偏見にもとづく用語の使用や発言をすべきでないこと
は、言うまでもありません。

5.12 一方通行の書き込みはしない☆ ↑
 メーリングリスト、ニュースグループや電子掲示板では、一方的な書き込みは
しないように心がけましょう。

 広告を書き込みたい場合は、運営方針で広告の書き込みが許可されているかど
うか、よく確かめてからにしましょう。

5.13 マルチポストをしない☆ ↑
 電子掲示板・ニュースグループ・メーリングリストなどで発言するときには、
読者が同じメッセージを何度も読むことにならないように気をつけましょう。複
数の場所に同じ発言をするマルチポストをすると、その後のフォローが行き届か
なくなり、とかく発言に対して無責任になりがちです。また、たくさんの人が同
じメッセージを何度も読むことにもなり、迷惑する人がでてきます。

5.14 議論が沸騰している時ほど冷静に☆ ↑
 議論が沸騰しても、すぐに発言するのではなく、冷静になって文章を読み返す
くらいの余裕を持ちましょう。興奮すると言葉尻をとらえての応酬になりがちで
、他の参加者の迷惑になります。

5.15 誹謗・中傷しない☆ ↑
 他人の発言に反論する場合には、相手の気持ちを傷つけないように注意してく
ださい。いやみをいったり、相手を罵ったりしてはいけません。相手の人格を否
定するような過激な書き方は、決してしないでください。あまり度が過ぎると、
法的な責任を問われる深刻な事態になることがあります。【参考:3.5 他人の社
会的評価にかかわる問題】

5.16 個人情報に注意する★ ↑
 自分や家族の住所、氏名、電話番号などはもちろん、家族の写真などを安易に
公開するのは危険です。犯罪から身を守るため、個人情報の開示には十分に注意
しましょう。【参考:3.11 個人情報の保護】

5.17 他人のプライバシーに配慮する☆ ↑
 他人の住所、氏名、電話番号などはもちろん、他人の私生活上の事実や秘密、
写真や似顔絵などを本人の許諾なく公開してはいけません。その人に嫌悪、羞恥
、不快感など精神的苦痛を与え、プライバシーや肖像権の侵害となる他、場合に
よっては名誉または信用の毀損となります。【参考:3.3 肖像権の侵害、3.4 プ
ライバシーの侵害,3.5 他人の社会的評価にかかわる問題】

5.18 わいせつな画像や文章を載せない☆ ↑
 わいせつな画像や文章は公開してはいけません。また、わいせつな写真を投稿
したり、掲示板にはりつけたりする行為もしてはいけません。【参考:3.6 わい
せつな文書や画像の発信】

5.19 運営管理に協力する☆ ↑
 運営管理には協力するように心がけましょう。一部の人の発言で管理者や参加
者全体を非難することがないように気をつけましょう。

5.20 メーリングリストの購読中止☆ ↑
 長い間インターネットに接続しないときは、メールボックスの容量を超えない
ように、メーリングリストの購読をやめるか中断の手続きをとりましょう。メー
リングリストの管理者への連絡のためには、専用のメールアドレスが用意されて
いるものです。連絡用のメールアドレスは申し込みを受け付けたことを通知する
電子メールに書いてあるので、なくさないようにしましょう


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